最中の中のバニラアイスはダントツ

最近はずっと家にいる。

誰もいないので誰とも話さず、動かないのであまり食べず。

私は胃の容量が大きめなのか、苦しくならずに美味しくたくさんの量を食べることができる。だが、同時に太りたくないという気持ちも結構強く、いつも腹4分目くらいで我慢することになる。

 

空腹はかなりのストレスだ。でも、食べ過ぎた後や顔が丸くなったと感じた時の罪悪感はもっともっとストレスだ。だから、この2種類のストレスを比べてどっちの方が耐え難いかを考えた結果、私はあまり食べないという選択をしている。(でも、痩せ過ぎているということはなく私は至って標準の体型で、今は動かないので食べ過ぎないように意識しているというだけ)

 

今日、昼食後に何気なく冷凍庫を覗いたら(いや、これは明らかに物色)、ラップに包まれた8分の1の一番小さいかけらの最中のアイスが入っていた。家族の誰かが残した分だろう。

 

普段甘いものはほとんど食べないようにしている。でも、こんな小さいかけらなら良いかと思ってそれを口に放り込んだ。

 

めちゃくちゃ美味しい!!!私、初めて知ったんですが、最中の中のバニラアイスって他のバニラアイスと比べてもダントツで美味しくないですか?私だけ?私の主観??

 

結局、まだ開封されていない最中の半分(8分の4)も開けて食べてしまった。

 

甘いものを食べる、食べたら太るというストレスを、最中の中のバニラアイスの美味しさが上回った。そこには美味しさだけじゃなく、発見の喜びみたいなものもあった気がする。

 

ストレスやしんどさからは結局逃れられないけど、もうちょっと踏み込んでみたら何か見つかるのかもしれない。踏み込まなければ踏み込まないなりに、ダメージは最小に抑えられる。最中のバニラアイスは私を少しだけ幸せにしてくれたけど、やっぱり食べなかったら罪悪感はなかったと思うし、太りもしなかっただろうと思う。でも、少し幸せにしてくれたんだからまぁ良いじゃないか。ストレスがなくなったんじゃなく、ストレスを越えた感じがする。そう思った。

 

にしても美味しかった。ただのバニラアイスじゃなく、最中の中のバニラアイス。もう一度言う。最中の中の、バニラアイス!